活動報告
市の調査/市議団の調査
生活交通に関するアンケートから見えてきたこと
自由民主党福岡市議団では、福岡市が令和元年度に実施した「生活交通に関する住民意識調査(以下、市の調査という)」の内容をほぼ踏襲した独自アンケート(以下、市議団の調査という)を実施しました。
市議団の調査は、高台や坂の多い地域またはバス停など公共交通機関の乗り口から離れた地域等にお住まいの60歳以上の方々を対象とし、配布数は1840通、有効回答数は509通(回答率27.7%)。
2つの調査に共通する傾向
2つの調査結果で共通するのは、
@家族構成=単身世帯および夫婦のみの世帯が市の調査で67.2%、市議団の調査で63.4%。
A買い物の頻度=市の調査では、「週に2〜3回」で43%を占め、市議団の調査でも44.4%と最も多かった。通院についても、市の調査で「月に1〜2回」が55.9%、市議団の調査でも64%と最多。
B買い物に出発する時間=午前9時台から11時台がピーク、午後のピークも概ね13時台から15時台。
通院=両調査ともに午前9時台と10時台がピーク。
2つの調査で相違のある傾向
2つの調査の回答で見られた主な相違点は、
@外出時の交通手段=自ら運転する自動車、または他の人との同乗で自動車を利用すると答えた人の割合は、市の調査の37.9%に対し、市議団の調査では68.7%。
通院の交通手段=同じく、市の調査30.5%に対し、市議団の調査では62.4%。
A現に自動車を運転している人の割合=市の調査の42.2%に対し、市議団の調査では66.6%。
B運転免許証の返納意向=運転に不安を感じた場合、市の調査で返納するとの回答が33.1%。市議団の調査では21.4%。具体的な返納時期の回答は、市議団の調査では、85歳頃まで自ら運転を続ける意向の人の割合が、市の調査への回答と比べて2倍に上っている。
2つの調査結果の比較から
2つの調査の類似・相違点から、「地理的要件によって高齢者の自動車への依存度に差がある」ということが指摘できます。市の調査と市議団の調査では、外出する頻度や出かける時間帯などに大きな差はなかったにも関わらず、自動車を利用する人の割合は市議団の調査の方が高く、できるだけ運転免許証を返納したくない、いずれ返納する気はあっても、時期がはっきりしていない人が多いことが読み取れます。これは取りも直さず、地理的要件が厳しい地域に居住する高齢世帯の方が、より自動車に依存していることの証左です。
市議団ではこれまでの生活交通に関する議会質問の中で、市内各地の高台エリアにおいて、運転免許証を返納した高齢世帯が住み慣れた家を売り、高齢者施設に入ったり、都心部のマンションなどに転居する傾向が目立ってきていることを指摘してきました。本市がいつまでも住み慣れた地域で暮らせるまちであるためには、地理的要件が厳しい地域における生活交通の確保についての具体的なビジョンを早期に提示することが不可欠です。
市議団の調査では、今後年齢を重ねて行く上で利用したい交通手段は、バスや地下鉄などの大量輸送手段の35.5%に対して、自己運転や近所との乗り合い、医療施設等の送迎車、いわゆるオンデマンド交通を希望する回答を合わせると、35.5%であり、これにタクシーを加えると、52.1%に達し、それぞれの地域に適した生活交通のあり方を検討されるよう、提言するものです。
以上が市議団としての結論ですが、過去の議会質問でも指摘してきた通り、市議団ではアイランドシティ及び周辺地域や、壱岐南地区で試験的な運行がなされている「のるーと」のような「オンデマンド交通の導入」に期待をしており、今年度に本市が取り組む生活交通に関する検討においても、たとえば南区と春日、那珂川両市の行政区を超えて運用するなど、採算が取れる仕組みや運行エリアの設定など、早期に踏み込んだ検討がなされるよう、強く要望します。
住み心地ランキングで、南区は県下12位
賃貸住宅の提案・施工・管理で知られる大東建託(本社・東京)が発表した「まちの住みここちランキング2021」(福岡県版)によると、福岡市南区は県下12位だった。
住みここちトップは、3年連続で中央区。九州北部の政治・経済の中枢で九州最大規模の繁華街「天神」があることが大きな要因。2位は城南区、3位は糟屋郡新宮町だった。福岡市と北九州市の中間に位置し、大規模な宅地開発により駅周辺や住宅地の整備が進んだ福津市が昨年11位から5位に躍進した。
南区は親しみやすさやイメージ、生活利便性の評価は高かったが、自然・観光、静かさ治安の評価が低かった。これを参考に、私・うちこしは視野を広げて、生活交通の充実と地域の安全・安心にかかわる地域コミュニティ活動、自然環境に恵まれたまちづくりに力を入れ、評価を高めていきます。
井尻南公園横 外環状線道路沿いに花壇
地元井尻4丁目シニアクラブより、外環状線道路に沿う植込み地帯に花を植えたいとの依頼があり、国土交通省福岡国道事務所にお願いをして、「歩道及び植栽帯の緑化清掃活動の協定書」を結ぶことができました。
作業は、深く掘り下げ大きな石を取り除いて土作りから始め、初回の花植えは随分と大変でした。
6月26日梅雨空の下、2回目の花植えを行いました。運転中や歩く方にかわいい花々が目に留まることでしょう。シニアクラブの皆さま、お疲れ様でした。
宮竹公園が、明るくきれいに!
令和3年3月に、リニューアルオープンした宮竹公園です。公園に隣接していた農園を市が購入し、2倍近くの広さとなりました。
以前は見通しが悪く死角になる公園で利用者が少なかったのですが、宮竹校区は子育て世代が多く、お天気の良い日はたくさんの子ども達で賑わうようになりました。公園ワークショップに参加した地域住民から「明るくきれいに整備してもらったので、皆さんが喜んでいます」とのお話でした。
弥永校区T字路の拡幅改良工事が完成!
弥永校区の蓮葉の池沿いのT字路は南区⇔春日の抜け道のため、交通量が多く頻繁に事故が起こる交差点です。また通学路でもあり朝夕は子ども達も利用します。
拡幅改良工事を行ない、交差点とスクールゾーンに色を付けドライバーに注意喚起を促しています。地域の皆さまから安全なT字路になったと安心の声が届いています。
那珂水路工事(日佐→横手→五十川)が完成
日佐→横手→五十川まで流れる水路ですが、日佐小学校前の箇所の浸食がひどく進んでいました。
田植えの時期になると水量も多く流れ始め地元の方から側溝の補修工事の要望がありました。
無事工事は完了し、集中豪雨でも安全な水路となりました。
保育園前の水路が歩道に
地元の水利の方々のご協力により、水路が歩道に生まれ変わりました。
梅雨と田植え時期が重なると水かさが増して困っていた側溝に蓋ができ、広い歩道になりました。登降園はもとより、園外保育にも安全安心に利用することができます。
長年の願いが叶いました。有難うございました。(デュランタ保育園 園長 冨田芳江)
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