福岡市議会報告
2009年12月福岡市議会
平成21年12月議会の一般質問で市の姿勢を正す
12月議会で、私・うちこしは自民党市議団を代表して一般質問に立ち、@南区管内の浸水対策と老朽管対策A公園整備と防災に強い都市づくりB指定管理者制度の3点について福岡市の姿勢を問い質しました。
@南区管内の浸水対策と老朽管対策
下水道及び河川等の基盤整備は計画的、かつ地道な取り組みが重要であり、市民の皆さんが大雨の心配をせず、安心して生活ができ、福岡市は良いところだなあと感じてもらえることが大切です。7月の大雨では那珂川でも下日佐で被害が発生しました。
平成19年6月議会でも、番托堰から井尻橋までの整備と上流部の土砂の撤去を福岡県に働きかけるように求めていましたが、現在の整備状況を踏まえ重ねて安全な治水対策と整備を求めました。また、下水道の老朽化対策と今後の改築事業の取り組みを尋ね、市長自ら予算を確保し最優先で取り組むよう求めました。
A公園整備と防災に強い都市づくり
地域の避難場所としても機能する近隣公園は21年5月に策定した「福岡市 新・緑の基本計画」では、各小学校区に1カ所整備する方針になっていますが、その半分も整備されておりません。
20年3月にも、南区大楠3丁目にある「福大高宮グラウンドの公園整備」について要望していました。今回も良好な都市環境形成の観点から近隣公園として整備するとともに、災害に強い街づくりを進めるための防災活動拠点として確保するよう、強く要望しました。
B指定管理者制度
財政局所管の入札制度では設けてある「最低制限価格」が指定管理者制度にはないため、価格面で下請け業者にしわ寄せが行っています。千葉県野田市には、市が発注する公共工事や業務委託などの「公契約」に係る業務に従事する労働者に「市長が定める最低額以上の賃金を支払わなければならない」とする「公契約条例」があります。
福岡市においても、当該業務の質の確保を担保できるような制限価格を検討するよう求めた上で、「公契約条例」の趣旨を実現するために、指定管理者制度の管理と運営業務を分離するなどの「福岡方式」と言われるような見直しを強く要望しました。