福岡市議会議員(南区)

福岡市議会報告

2014年6月福岡市議会


那珂川・番托井堰上流での遊歩道・桜並木の整備


および那珂川河畔公園の再整備を迫る!

 

 6月議会で、私・うちこしは自由民主党福岡市議団を代表して一般質問に立ち、@那珂川河川敷の遊歩道整備、A指定管理者制度の2点について福岡市の姿勢を問い質しました。遊歩道整備については早期の実現に向けて、引き続き取り組みます。

 

 川は、貴重な空間の役割を果たしている

 那珂川では、現在、福岡県において床上浸水対策特別緊急事業が行われております。

 

 まず、番托井堰を含めた事業が予定どおり、平成26年度に完了する見通しを確認し、具体的な質問に入りました。

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 那珂川は、市街化が進む中にあっても、身近に自然の豊かさを感じることができる空間は必要であり、情緒豊かな子供を育み、日頃疲れた人々を癒すなど、非常に貴重な空間の役割を果たしているという考えと想いを持っております。

 

 番托井堰下流については既に「ふるさとの川整備事業」によって緑豊かな遊歩道が整備され、水と緑のオープンスペースとなっており、散策やジョギング、イベント開催など多くの人に利用され親しまれております。

 

 しかしながら、番托井堰上流については、遊歩道が整備されておらず、昨年、那珂川沿いの9校区から福岡県に対し遊歩道整備に関する要望が提出されておりますが、この要望について福岡市はどのように認識されておられますか。

 

 平成25年5月に那珂県土整備事務所へ要望されていることは承知しています。治水対策を急ぐ必要がありますが、遊歩道整備は市民が水辺や緑に親しめる空間が創出され、望ましいことと考えています。

 

 遊歩道整備に向け県と協議していく

 平成24年9月議会で、今回の浸水対策事業において、番托井堰の改築も行われ、堰の高さが概ね1.5m下がることで、上流部に新たな敷地が発生する見込みとの答弁がありました。

 

 そこで、この遊歩道整備に向けて、現在、市は河川管理者である県とどのような協議を進められているのか。また、今後どのように取り組まれますか。

 

 安全性や親水性に配慮しながら、遊歩道整備が可能な範囲や、概ねの形状、その活用方策について、関係局・区と連携し、福岡県と協議・検討を進めていますが、今後も具体的な整備内容、整備・維持管理の役割分担などについて県と協議していきます。

 

 那珂川河畔公園は、再整備が必要と認識

 今回の浸水対策事業による河川の断面拡幅のため、一部撤去されると聞いております警弥郷橋付近の桜並木は市民有志の寄付で植えられたものであり、私も地域の皆様と花見などで楽しんでおりましたので、撤去は非常に残念に思っております。

 

 警弥郷橋付近には、福岡市が管理する那珂川河畔公園が隣接しておりますが、今回の河川改修に加え、公園施設の老朽化も進んでおり、那珂川の遊歩道の整備効果を高め、多くの市民に利用していただくためには、那珂川河畔公園の再整備が必要であると考えます。

 

 那珂川河畔公園は、那珂川緑地とともに桜の名所であり、また、地域と共働で整備したホタル川があるなど、地域に愛される公園となっています。

 

 那珂川河畔公園は、施設の老朽化が進んでいること、護岸工事で遊歩道が付け替わることや、桜が一部無くなることから、再整備が必要と認識しているところです。より地域に愛される公園となるよう、県や関係局・区と連携し、再整備に向けて検討を進めてまいります。

 

 より良い河川環境の創出に向け取り組む

 前向きな答弁、有難うございます。より地域に愛される公園となるよう、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。

 

 また、多くの人に愛される樹木である桜を、那珂川沿いにもっと増やせないものかと思っております。

 

 そこで、番托井堰上流にも桜並木を増やしていただきたいと思います。

 

 限られた河川敷地の中で、県や関係局・区と連携し、植樹可能な場所を検討していきます。

 

 番托井堰上流の那珂川沿いの住民にとりましては、今回の浸水対策事業による堰の改築は、堰上流への遊歩道整備を実現するため長年待ちわびてきたところであり、この機会に早期に遊歩道整備をしていただきたいというのが、川沿いを利用する私たちの願いであります。

 

 昨年は維持管理費に割く予算が少ないことなどを理由に、整備規模が縮小される傾向にあり、本件の遊歩道整備についても危惧しております。河川だけでなく、隣接した公園や道路なども含め、それぞれを整備する部署が同じ方向性を持っていただければ、市民にとってより良い空間整備が可能と考えております。

 

 今後の那珂川への遊歩道整備が、水や緑など自然を感じ、ジョギングやウォーキングなど健康にも寄与するなど、多くの市民に利用されるものとなれば、非常に有意義な整備と考えます。

 

 そこで、福岡市としても、番托井堰上流への遊歩道整備について、積極的に取り組んでいただきたいと考えますが、最後に副市長の前向きなご所見を期待します。

 

 河川は、都市の中にある貴重な水辺空間であり、この水辺を活かし遊歩道を整備することは、地域の方々の憩いの場となり、健康増進にも寄与すると考えています。福岡市としましても、関係局・区が連携してより良い河川環境の創出に向け取り組んでまいります。

 

 

 

   


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