福岡市議会議員(南区)

福岡市議会報告

2021年9月福岡市議会

 

「桧原桜公園」の拡張整備の要望に、

市長も前向きな検討を約束、

特別支援学校に空気清浄機も設置へ

 

 私・うちこしは令和3年度の福岡市議会9月決算議会で、自由民主党福岡市議団を代表して、@「桧原桜公園」の拡張、A市立学校における新型コロナウイルス感染症対策、Bふるさと納税の現状と今後の取り組み、の3点について問い質しました。特に、桧原桜公園の拡張にともなって、地元の声を反映させたメモリアル公園とする要望に、高島市長も前向きな整備を約束しました。

 

 桧原桜公園が整備されたエピソードから説き起こす

 桧原桜公園の拡張については、桧原桜公園が整備されたエピソードから説き起こし、公園の拡張にあたっての市の考え方、進め方を質しました。

 

 1984年3月、南区桧原1丁目の道路拡幅工事で、樹齢50年を超えるソメイヨシノ9本が伐採されることに心を痛めた近くの住民が「花あわれ せめてはあと二旬 ついの開花をゆるし給え」と記した色紙を桜の木にくくりつけたことが物語の発端です。

 

 この桧原桜と和歌の一件が西日本新聞で報道されたことから、当時の進藤一馬市長が「桜花惜しむ 大和心のうるわしやとわに匂わん 花の心は」と返歌の色紙を寄せ、周辺の多くの方からも桜を惜しむ歌や句が寄せられました。道路計画は変更され、残りの8本が伐採を逃れたエピソードで知られています。この市民と行政のキャッチボールで守られた桜並木は今なお春には立派な花を咲かせ、多くの市民に愛されています。

 多くの人たちの憩いの場として、桧原桜公園が整備される

 この「桧原桜物語」をより多くの方に知ってもらうため、南区役所は、桧原桜のエピソードを後世に語り継ぎ、区の魅力として多くの方に伝え広めるため、地域の関係団体と「桧原桜賞実行委員会」を組織し、さくらをテーマにした桧原桜賞短歌募集やフォトコンテストなどを開催しています。

 

 通学路にあたる西花畑小学校では、10年以上前から、地域の宝として、4年生の総合的な学習の時間の中で桧原桜を取り上げ、花を守ってほしいと歌に詠んだご本人(後に、当時・福岡相互銀行の土居善胤氏と分かる)から話を聞いたり、調べたことをもとに自分の気持ちを歌に詠み、地域の方に見てもらうなどしています。

 

 また、道路整備以降、桜は街路樹として管理されていましたが、地元の要望を受け、桧原桜公園(2007年)となっています。

 歴代市長ゆかりのメモリアル公園として風格のある公園整備を要望

 現状の桧原桜公園は使い勝手の面からも不十分で、公園を拡張してほしいという地元の声に、私ども南区選出の議員共同で長年要望してきた経緯があります。

 

 福岡市は今年度、国有地である松本池を近隣の私有地と交換し、桧原桜公園の拡張用地として確保。公園の広さは現在の約2.9倍の約5,700uとなります。

 

 地域の身近な公園の整備は、地元の方によく利用され、愛されることが必要。そのためにも、花見のシーズンには、公園内にキッチンカーを配置できるスペースを確保したり、小さなお子さんから子育て世代、お年寄りの方々まで幅広く楽しく利用できる工夫が必要です。

 

 桧原桜のストーリーは今なお色褪せずにあるので、将来にわたり語り継がれるような整備が求められ、地元の意見も聞いて整備すべきであり、福岡市は今年度ワークショップを4回開き、来年度以降、整備を始めることになっています。

 

 桧原桜公園は地域にとっても南区にとっても、シンボル的公園です。桧原桜を後世に伝えるためにも、児童と地域の人たちが一緒になって苗木を育てたり、さくらのシーズンを長く楽しめるように開花時期の異なる種類の桜を植えるなどの工夫も要ります。桧原桜物語を知らない人が立ち寄っても当時のエピソードを知ることができ、さくらの魅力を感じられるようなモニュメントの設置などメモリアル的な公園とすることも考えられます。

 

 私としても、歴代市長ゆかりのメモリアル公園として風格のある公園整備を要望します。

 

高島市長 本市はこれまで、一人一花運動などの取り組みや市民に愛される公園づくりを進めるなど、風格ある緑豊かな環境共生都市を目指してまちづくりを進めており、人と人との心温まるエピソードが詰まった桧原桜の物語を後世に伝えていくことは大変重要なことであると考えている。公園を拡張するにあたって、これまで以上に桧原桜の物語を思い起こさせ、語り継がれる公園となるように、現在の公園と一体的に整備していく。

 特別支援学校には、空気清浄機などの設置を要望

 新型コロナウイルス感染症に対し、福岡市は、@児童1人1台端末と高速大容量の通信ネットワーク環境の整備、A教室内で身体的距離を確保するための暫定的な小中学校全学年35人学級実施のため教室や備品の整備、B登校時の密集を解消するため、一斉の時差登校、などを実施しています。

 

 福岡市が、全国どこよりも早く、子供たち一人ひとりにタブレット端末を配布し、ICT環境を整備したことで、学校における感染拡大の未然防止と学びの保障の両立を図っていることは高く評価しています。

 

Q 新型コロナウイルス感染症への対策としては、ワクチン接種が何よりも効果的と考えるが、ワクチンを打てない子供たちについては基本的な対策の徹底が重要であるとされている。

 

 学校現場からは、窓を開けて換気することが難しい教室もあり、教室内のCO2濃度を常に確認できるCO2センサーの配備や空気清浄機の設置などを求める声もある。体温調整が難しいなど配慮が必要な児童生徒が在籍している特別支援学校(福岡市全校)には、換気を補完するための対策として、空気清浄機などの設置が必要と考える。

 

星子教育長 体温調整が難しいなど配慮が必要な児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、ご提案頂いた換気を補完する空気清浄機などについて、設置に向けて検討し、感染症対策の充実を図っていく。(3学期から空気清浄機が設置されました。)

 ふるさと納税は厳しい目標を持って取り組むことを要求

 福岡市のふるさと納税の現状と取り組みについても質しました。ふるさと納税は、個人で行った寄附のうち、2000円を超える部分について一定の上限まで所得税や個人住民税が控除される仕組みです。この税控除に加え、ご当地の返礼品をもらえるお得感からふるさと納税をされる方が増えてきています。

 

 全国では右肩上がり利用者が増えていますが、福岡市に対する、ふるさと納税寄附額は約1億3000万円で、まだまだ他都市に比べ足りないところがあるのではないかと思います。政令市でも、10億円を超え18億円の寄附を集めているところがあります。

 

 となりの北九州市は約12億円です。元々、北九州市と福岡市は、行政マンとしても、お互い負けたくないという競争心・ライバル心があり。互いに成長して来た経緯がありました。福岡市でも目標を持ってしっかり取り組んでもらいたいと思います。

 

 ふるさと納税本来の趣旨からすると、返礼品競争に参戦するというのは違う気がするが、コロナ禍であっても雇用を維持し、必死に耐えて良い商品をつくっている事業者の方はたくさんいます。そういった事業者の皆さんにとって少しでも手助けになったらいいという気持ちと心意気が大切と考えます。

 

Q もっとも私が申し上げたいことは、福岡市民の中にもふるさと納税をされる方が増えている。税額控除に伴う市民税が約42億円減少しており、75%は国からの交付税措置があるとのことですが、それでも約10億5000万円のマイナスとなる。

 

 今後も、コロナ禍において、市民や事業者に寄り添い、必要な施策を進めていくには、しっかり財源を確保していかなければならない。福岡市でも目標を持ってしっかり取り組んでいただきたい。

 

光山副市長 ふるさと納税制度による減収額の拡大は財源確保の面から問題となっており、また、返礼品を活用して市内の事業者を支援するという観点からも、取り組みの充実を図ることが重要であると認識している。全庁を挙げてふるさと納税の充実に取り組んでいく

 

 

子育て世帯へ10万円給付金支給実行

 

 18歳以下の子どもに対して、1人あたり10万円相当の給付について、支給方法が議論を呼びましたが、福岡市は10万円を一括で支給します。

 

 当初の政府の計画では、まず現金で5万円を支給した後、残りの5万円分はクーポンでの支給を基本とする想定でした。その後の議論で、市区町村ごとに@現金10万円を一括で支給、A現金5万円を2回に分けて支給、B現金5万円を支給の後、クーポンで5万円分を支給――の3つの方式に分かれました。

 

 福岡市は当初、5万円を12月24日に支給する予定でしたが、最初の5万円の通知をもって10万円の給付への同意とみなすことで、24日の10万円支給を可能としました。対象者は23万2000人で、10万6000世帯18万7949人に振り込み完了しました。高校生世代と公務員が世帯主の場合は個々に申請が必要となります。

 

 

 

 

   


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